新型コロナ・イオタ株、他変異株に比べ致死率高いとの報告
(last modified Wed, 11 Aug 2021 10:39:45 GMT )
8月 11, 2021 19:39 Asia/Tokyo
  • 新型コロナ・イオタ株
    新型コロナ・イオタ株

米ニューヨーク市保健局とコロンビア大学メールマン記念公衆衛生学部の専門家は、ニューヨークで最初に確認された新型コロナウイルスのイオタ変異株は、他の変異株と比べ致死率が高い可能性があるとの研究結果を発表しました。

スプートニク通信によりますと、この報告は、査読前の論文がmedrxiv.orgに掲載されました。

研究チームは、ニューヨーク市で2020年11月から2021年4月までに収集された疫学データを分析しました。その結果、他の新型コロナ変異株と異なり、イオタ株は致死率を上げ、年齢45-64歳のグループが感染した場合に46%、65-74歳が感染した場合に82%、75歳以上が完成した場合には62%上がることが確認されました。

他にも、イオタ株の感染スピードは、これまで拡散されていた変異株を15-25%上回ることも研究調査で確認されました。また、すでに罹患した人のうち0-10%はイオタ株に対して免疫が機能しないこともわかりました。

新型コロナウイルスのイオタ変異株は2020年11月に米ニューヨークで初めて確認され、その後全米に広がり、現在では27か国で確認されています。研究チームは分析の結果、イオタ株は2020年11月から2021年4月までニューヨークにおいて優勢的な変異株であったと結論づけています。

WHO・世界保健機関は3月、イオタ変異株を「注目すべき変異株(VOI)」に分類。それよりも危険度が高いとされる「懸念される変異株(VOC)」にはアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4つが分類されています。

 

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