米国のコロナ新規感染例が、近く1日あたり20万件超の可能性
8月 16, 2021 18:56 Asia/Tokyo
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米国でのコロナ
NIH 米国立衛生研究所のフランシス・コリンズ所長が、「国内での新型コロナウイルス感染症の1日あたりの新規感染件数が近く20万件を超える可能性がある」との見通しを示しました。
CNNによりますと、米国ではデルタ株の流行が、特にワクチン未接種の人の間で急速に拡大しています。
コリンズ所長は15日日曜、FOXニュースの取材に対し、「今後数週間のうちに1日あたりの件数が20万件を超えなければ驚くだろう」とし、このようなペースに再び戻るとは考えておらず悲痛な思いだともコメントしました。
また、感染力の強いデルタ株が流行する一方で、ワクチン未接種の人が依然として9000万人いると指摘し、彼らがデルタ株の標的となっており、厳しい状態に陥っているとの見方を示しています。
1日あたりの新規感染者が20万人に達するにはまだ時間を要するとみられています。
米ジョンズ・ホプキンス大学によりますと、今月14日の時点で、米国での過去7日間の新規感染件数は1日あたり約12万9000件となっており、国内で最後に1日あたりの新規感染件数が平均で20万件を超えたのは、コロナワクチンの広範な使用が可能になる前の1月でのことです。
アメリカでは最近、コロナ感染が急増して医療の現場はひっ迫しており、多くの病院では生死にかかわる治療が必要な人たちの需要に対応するのに苦慮しています。
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