米カリフォルニア州で、また森林火災発生 数時間で急拡大
8月 30, 2021 17:38 Asia/Tokyo
米西部を中心に森林火災が続発するなか、カリフォルニア州サンディエゴ郡で28日に新たな火災が急拡大し、近隣住民らが避難を強いられています。
米CNNによりますと、新たな火災は同日昼ごろに発生し、州消防当局によれば、焼失面積は6時間以内で約8ヘクタールから約486ヘクタールまで広がっています。
29日の時点でリバーサイド、サンディエゴ郡で合わせて約567ヘクタールが焼失していますが、鎮火率は10%にとどまっています。
出火原因は調査中で、現場には消防士150人と消防車両23台、ヘリコプター2機、空中消火機4機が出動しています。
州消防当局は27日、週末にかけて火災がさらに起きやすい天候が続くと警告を発していました。
州内では今年、森林火災の焼失面積が合計67万ヘクタールと、デラウェア州の面積を超える規模に達しました。現在も乾燥と強風、落雷など危険な気象条件と、極度の高温が続く。州内各地で煙による大気汚染警報も発令されています。
州都サクラメント東郊で2週間前から続く火災は今後、人口の集中する地区に広がる恐れがあり、最優先で消火活動が進められています。この火災の焼失面積は約6万3000ヘクタール、鎮火率は19%となっています。
州北部で6週間以上続いている最大規模の火災ではこれまでに焼失面積が30万ヘクタールを超え、鎮火率は48%となりました。
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