英、奴隷商人の像撤去へ
9月 04, 2021 14:44 Asia/Tokyo
イギリスで、奴隷制度や人種主義への反対の高まりや動きを受け、115年間にわたり設置されていた2人の奴隷商人の像が撤去されます。
IRIB通信によりますと、国内での奴隷制度や人種主義への反対の高まりや動きを受け、115年前から英ロンドン南部にあるゴールドスミス・カレッジの主要なシンボル的存在となっている2人の奴隷商人の像が、撤去される見通しです。
ゴールドスミス大学は、これらの像の度重なる落書きや抗議を受けた後、ネルソン像とドレイク像の撤去を決定しています。
フランシス・ドレークはイギリスの海軍提督で、同国が展開した植民地時代、奴隷の売買に大きく関与した人物です。
また、ホレイショ・ネルソン子爵もイギリスの著名な海軍提督で、トラファルガー海戦においてフランス・スペイン連合艦隊に対し戦史上稀に見る大勝利を収めたことで知られる一方、奴隷商人および人種主義者ともみなされています。
イギリスでは、人種主義や奴隷制のシンボルに反対する運動が、同国内の少なくとも78体の奴隷制のシンボルや像の撤去を要求しています。
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