米軍兵士の間で精神疾患が増加
9月 04, 2021 16:05 Asia/Tokyo
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米軍兵士
アフガニスタンにおける米軍の敗北により、絶望感やうつの症状が増えていることで、米国防総省は米兵らのための精神的ケアを増やしています。
アフガニスタンの支配権が同国を最近掌握した組織タリバンに渡って以降、米政府高官らは、国防総省のメンタルヘルスセンターへの米軍兵士からの電話による問い合わせが何倍にも増えていると語っています。
同省のカービー報道官は、「9月は多くの事件が起きたため、国防総省での自殺防止月間となっている」と語りました。
米統合参謀本部のマーク・ミリー議長も、これについて、「我々の誰もが、アフガンでの過去20年間の駐留、特に最後の20日間の出来事の怒りや痛みに苦しんでいる」と述べました。
カービー報道官は、アフガンからの帰還兵や退役兵に対する精神的ケアや治療方法の詳細については、一切口を閉ざしています。
バイデン米大統領は先月30日、20年におよんだ米軍およびその同盟国によるアフガン駐留の終了を宣言しました。
タリバンは先月15日、アフガン首都カーブルを掌握し、それまでのガニ大統領の政権は崩壊しました。
アメリカとその同盟国は、アフガン占領によりテロの拡大、内戦、暴力、情勢不安、治安悪化、数万人のアフガン国民の殺害だけをもたらした挙句、同国から撤退しました。
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