WHO、コロナ・ミュー株を「注目すべき変異株」に指定
9月 04, 2021 19:34 Asia/Tokyo
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WHOマスク
WHO・世界保健機関は先月31日、新型コロナウイルスの変異株「ミュー株」を新たに「注目すべき変異株」(VOI)に指定しました。
CNNによりますと、米国の公衆衛生機関はこの変異株について緊迫した危険性はないと位置づけています。ミュー株は南米コロンビアで初めて確認されました。
WHOはミュー株をVOIに指定した理由として、ワクチンやモノクローナル抗体を含む治療法の有効性を部分的に薄める可能性があるためとしています。
米国のファウチ大統領首席医療顧問も2日、ミュー株によるワクチンなどの効力の弱体化について十分な臨床データがなく、手元にあるデータは大半が試験管内によるものと説明しています。
ファウチ氏は、ミュー株の影響を軽視しているわけではないとした上で、この種の変異株に対するワクチンの有効性は依然強く、ミュー株を現段階での差し迫った脅威とは判断していないと述べました。
米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長も2日、デルタ株の変異株が米国内の感染の99%以上を占めており、ミュー株の症例はまれとしながらも、注視していると述べています。
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