ロシア大統領府にて、プーチン氏とシリア大統領が会談
(last modified Tue, 14 Sep 2021 09:24:21 GMT )
9月 14, 2021 18:24 Asia/Tokyo

アサド・シリア大統領がロシア・モスクワを電撃訪問し、同国大統領府にてプーチン露大統領と会談しました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、プーチン大統領はこの会談で、先のシリア大統領選でのアサド氏の再選に祝意を示すとともに、「選挙の結果は、シリア国民が貴殿を信頼しており、またこれまでの長年にわたる数々の問題や近年の大惨事にもかかわらず、彼らが今なお、平常の生活への復帰や状況回復を貴殿にかかっているとみなしていることの現われである」と述べています。

一部のメディアによりますと、プーチン氏とアサド氏の会談は13日月曜、モスクワにて行われたということです。

プーチン大統領はこの会談で、シリアに依然として複数のテロ組織が潜在していることや、同国内でのテロの危険に関して語りました。

また、「我々の共同での努力により、シリア領の大半が解放され、今やシリア政府は自国領全体の90%を掌握している」と語っています。

スプートニク通信によりますと、プーチン氏はこの会談でさらに、複数国の武装軍がシリアに違法に潜在していることも提起したということです。

アサド氏はプーチン氏に対し、「両国は、国際的なテロ戦争において注目に値する成果を挙げた」と強調しました。

シリアでテロ組織の多くが敗北したにもかかわらず、同国の一部は依然としてテロ組織に掌握されており、テロの脅威はそうした地域に端を発しています。

シリア危機は2011年、サウジアラビアや米、およびその同盟国が、シオニスト政権イスラエルに有利となるよう、地域のパワーバランスの転換を図り、シリアへ大規模な攻撃をしかけたことから勃発しました。

 

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