米国防総省が極超音速兵器の実験失敗を発表、中ロの後塵を拝する
10月 23, 2021 15:40 Asia/Tokyo
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米国防総省
米国防総省が、極超音速兵器の実験に失敗したことを明らかにしました。
米CNNが、国防総省の21日木曜の発表として報じたところによりますと、今回の実験はアラスカ州コディアックにある太平洋宇宙港で同日実施されましたが、飛翔(ひしょう)体を極超音速に加速させるブースタースタックと呼ばれるロケットが失敗に終わり、極超音速で滑空する飛翔体の実験を続行できなかったということです。
米国防当局は、ブースターが失敗した原因の究明に乗り出しています。
この数日前には中国が極超音速滑空体の実験に成功したことが報じられており、アメリカが去る4月に続いて実験に失敗したことは大打撃となり、極超音速兵器の開発競争で中国とロシアに後れを取った現状が浮き彫りとなりました。
米国防総省は極超音速兵器の開発を最優先課題と位置付けていますが、音速の5倍以上の速度をもつ極超音速兵器は、弾道ミサイルよりもはるかに低空を飛行することから探知が難しいとされています。
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