バイデン大統領、OPECプラスへのアメリカの圧力の無効化を認める
11月 07, 2021 18:51 Asia/Tokyo
バイデン米大統領は、OPEC石油輸出国機構にそれ以外の産油国を加えたOPECプラスは、アメリカの要求どおりの石油増産を行わないだろうとの見通しを示しました。
イルナー通信によりますと、バイデン大統領は現地時間の6日土曜、アメリカ議会における自らの1兆2000億ドルのインフラ計画の可決承認について語り、「ロシアとサウジアラビアが前向きな返答をし、産油量を増やすとは予想していない」と述べています。
OPECは、1日当たり40万バレルの段階的な増産という計画を続行する意向を表明しました。
ジェニファー・グランホルム米エネルギー長官は、「バイデン大統領は、国内での燃料価格の値下げに向け、戦略的備蓄石油の利用を考えている」と語っています。
バイデン米政権は、増大しつつあるエネルギー価格の制御をめぐり圧力をかけられています。
アメリカでは、新型コロナウイルスの大流行からの段階的な脱却の結果として経済活動が増大したことにより、原油とガスオイルの価格が上昇しています。
ガソリン価格の上昇は、来年の中間選挙を見据えている与党・民主党に政治面での影響を及ぼす可能性があります。
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