NYダウが一時300ドル超値下がり、景気回復鈍化への警戒受け売り注文増
12月 04, 2021 16:48 Asia/Tokyo
米ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が一時、300ドルを超える値下がりを記録しました。
NHKによりますと、3日金曜のニューヨーク株式市場は、この日発表されたアメリカの先月の雇用統計で農業分野以外の就業者が前の月と比べて21万人の増加と市場の予想を大幅に下回ったことを受けて、景気回復の鈍化への警戒感から売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、300ドルを超える値下がりとなりました。
しかしその後、買い戻しの動きも出て、終値は前日に比べて59ドル71セント安い、3万4580ドル8セントとなっています。
また、IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は1.9%の大幅な下落となり、債券市場ではアメリカの国債が買われ、長期金利がおよそ2か月ぶりに1.3%台まで低下しました。
こうした現象について、市場関係者は「先月の雇用統計の内容が、雇用環境の改善が進んでいないと受け止められ、売り注文につながった。投資家の間では新たな変異ウイルス、オミクロン株が世界経済に及ぼす影響に関心が集まっている」と話しています。
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