ソマリアで深刻な干ばつ、4人に1人が急性飢餓
12月 20, 2021 21:59 Asia/Tokyo
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ソマリアでの深刻な干ばつ
国連は20日月曜、深刻な干ばつに見舞われている東アフリカのソマリアでほぼ4人に1人が餓死寸前の「急性飢餓」に直面していると警告しました。
AFP通信によりますと、ソマリアでは雨期の間も3期連続で降水量に恵まれておらず、国連によると次の雨期も雨はあまり降らない見通しで、来年5月までには460万人が食料支援を必要とする状態になるということです。
すでに16万9000人が食料、水、牧草地の不足のため、住んでいた土地を捨てて避難せざるを得なくなっており、その数は向こう半年以内に140万人に膨れ上がるといいます。
国連ソマリア支援ミッションのアダム・アブデルモウラ氏はAFP通信に対し、「最悪の事態が迫りつつある」と述べ、今後数か月間で5歳以下の子ども30万人が「重度の栄養失調」に陥る恐れがあると警告しました。
国連は、来年中にソマリアの全人口約1590万人のほぼ半数に相当する770万人が人道支援と保護を必要とするとみて、危機に対応するため約15億ドル(約1700億円)の資金拠出を呼び掛けています。
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