核保有5カ国首脳が、核戦争回避を強調
1月 04, 2022 15:25 Asia/Tokyo
核兵器を保有する5カ国の首脳が共同声明を発表し、核戦争の回避と軍拡競争から距離を置くことを強調しました。
ロシア大統領府公式サイトによりますと、同国と中国、フランス、イギリス、アメリカはこの声明において、核兵器保有国同士の戦争の回避および戦略上での危険の削減を、自分たちの最も重要な責務だとしました。
続けて、「核戦争に勝者はおらず、決してそのような戦いをすべきでない」と強調し、核兵器の使用は広範囲の影響をもたらすため、核兵器が存在するとしても、防衛や侵略の抑止、戦争の回避を目的としたものであるべきだとしました。
そのうえで、このような兵器のさらなる拡散を防ぐべきであると表明し、さらにNPT核不拡散条約に対する責務を果たしていくとしました。
また、「我々は個々に、無許可もしくは望ましくない核兵器使用の防止に向けた国家的措置を維持・強化するつもりである。さらに、全ての人々にとって完全に安全な核兵器のない世界への到達を最終目標とした軍縮の推進を助ける安全な環境を作り出すために、全諸国と協力する意向であることを強調する」としました。
一方、声明の中では、監視もつけられずに多数の核兵器を保有するシオニスト政権イスラエルについては言及されていませんでした。
シオニスト政権は、西アジアだけでなく世界の安全にとっても最大の脅威と見なされています。
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