貧困層にとってはめまいのするような英国の光熱費値上げ
1月 19, 2022 16:06 Asia/Tokyo
英国のシンクタンクは、同国の貧困層が近いうちに収入の半分を光熱費に充てなければならなくなるだろうと警告しました。
英ガーディアン紙によりますと、同国のジョセフ・ラウントリー財団は、英国政府が貧困層への支援をしなければ、貧しい世帯は家の暖房か食糧確保かどちからを選ばなければならなくなると表明しました。
同財団の報告によると、英国の光熱費は今年4月以降40%から47%値上がりする見込みで、貧しい世帯にとって生活費の確保がさらに困難になるとしています。
英国の平均光熱費は中流世帯にとっては収入の6%ですが、貧困世帯にとっては18%を占めます。
ジョセフ・ラウントリー財団は、今年4月以降の光熱費は平均で子供が1人あるいは子供がいない世帯の収入の25%を占め、子供が1人いる貧困世帯では、収入の54%をガスや電気代に支払わなければならなくなるとしています。
各種世論調査の結果では、ジョンソン英首相が2020年に新型コロナウイルスによるロックダウン期間中に首相官邸で飲み会を開いていたことが発覚したために、与党・保守党の支持率が下落しています。
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