加オタワ警察本部長が、国内での抗議継続により引責辞任
(last modified Wed, 16 Feb 2022 12:03:46 GMT )
2月 16, 2022 21:03 Asia/Tokyo
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カナダ・オタワ警察本部長が、米国境の封鎖を含む一連の抗議運動の制御方式をめぐり、非難が高まったことから15日火曜、辞任を表明しました。

カナダでは先月末から、トラック隊「フリーダム・コンボイ」が、ワクチン接種法に抗議してアメリカとの国境を封鎖し、国境通過にあたってのワクチン接種義務の撤廃を求めています。

BBCが16日水曜、報じたところによりますと、トルドー・カナダ首相は抗議運動拡大を受けて15日より国家非常事態を発令しました。こうした中、オタワ警察のスローリー本部長はツイター上で、警察本部長としての行動やこれまでの経歴を擁護するとともに、「自分は前代未聞の危機を収束させ、市の安全を維持すべく、抗議運動の開始当初から、あらゆる手段を講じてきた」としました。

スローリー本部長は、2019年からオタワ警察の本部長に着任し、任期は2024年までとなっていました。

しかし、スローリー氏が警察隊の関係修正役として知られていたものの、批評家らは同氏がこのたびの混乱の収束に向け十分に努力していない、との見方を示しています。

多数のトラック運転手らが参加してのトラック隊「フリーダム・コンボイ」は先月29日から、アメリカとの国境越えに対するワクチン接種義務付けへの抗議行動を開始し、これはカナダのほかの都市にも波及しました。

トルドー首相は昨年10月の再任を受け、すべての政府系機関の職員に対するワクチン接種命令を出しました。

アメリカとカナダは昨年12月に、両国の国境を通過するトラック運転手らに対し、コロナワクチンの接種を義務付けると発表しています。

 


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