アメリカ国民が、燃料の値上げに抗議

アメリカ国民が、国内各地のガソリンスタンドにバイデン大統領のステッカーを貼付し、燃料価格の上昇に対する抗議と不安を表しました。

米紙ニューヨーク・ポストによりますと、同国では燃料価格の上昇に伴い、全米各地さらには、与党・民主党の牙城であるニューヨーク市内でも、ガソリンスタンドの店頭に、バイデン大統領のステッカーが貼られているのが見られるようになりました。

これらのステッカーは、バイデン大統領の写真入りで「私の仕業だ」という文言が書かれています。

こうしたステッカーは、昨年から米国内でのガソリンスタンドで、インフレの進行を理由に見られるようになりましたが、特に最近では燃料価格の値上げとともに、さらに幅広く見られるようになってきています。

この報道によりますと、こうしたステッカーは、燃料の値上げに対するアメリカ市民の不満を反映しているということです。

AAA・アメリカ自動車協会によりますと、12日土曜からは全米各地で、１ガロン（米では約3.8リットル、英では4.54リットル）あたりのガソリンの平均価格が4.32ドルになったということです。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。