4月 04, 2022 18:16 Asia/Tokyo

エクアドル大統領府によると、南部クエンカの刑務所で3日朝、暴動が起き、少なくとも20人が死亡しました。

フランス通信によりますと、エクアドルのギジェルモ・ラソ大統領報道官は「20人の死亡が確認され、遺体はクエンカにある法医学センターに送られた」と述べました。

パトリシオ・カリージョ内相は、暴動は収まったものの、5人の受刑者が「体の一部を切断された」と明らかにしました。

暴動は、刑務所内の最も警備が厳重な区域で現地時間の午前1時半ごろに発生しましました。

カリージョ氏は、暴動は犯罪組織絡みだと指摘し、「刑務所内で、ある組織が絶対的な影響力を持とうとしたところ、一部が反発した」としています。

エクアドルでは近年、刑務所における暴動が相次いでおり、2021年には受刑者320人が殺害されました。

エクアドルの刑事施設では全体の収容率が130%と定員を上回っていますが、暴動があった刑務所は過密状態ではなく、2500人の定員に対し1600人を収容していました。

 


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