ネットフリックスのドキュメンタリー動画が物議、英王室と児童虐待組織の間につながりか
米動画配信サービス・ネットフリックスが、児童虐待組織とイギリス王室の関係に関するあるドキュメンタリーシリーズを配信し、物議をかもしています。
ネットフリックスの新たなシリーズ番組で、1986年から2006年の間にチャールズ英皇太子と、同国のメディア界で最も腐敗した人物の1人とされるジミー・サヴィル氏との間で交わされた、手書きの書簡が取り上げられました。
これらの書簡の内容は、2011年に死亡する前に児童青少年、障害者に対して深刻な性的虐待を起こした著名なBBC司会者サヴィル氏が、英国王族の利益獲得のために未成年の犠牲者を出したことを証明しています。
イラン国営衛星通信プレスTVのアミーナ・テイラー特派員が、同国ロンドンから報じたところによりますと、サヴィル氏とチャールズ皇太子との関係は非常に長く、そのため皇太子はある書簡において、影響力のあるサヴィル氏に王室の名誉回復の指南を依頼しています。
専門家らの間では、チャールズ皇太子が他の多くの英王室・政府の人物と同様に、サヴィル氏に騙されたと主張しており、その中にはBBCの他の著名な司会者やタレントの多くが含まれています。しかし、チャールズ皇太子とサヴィル氏の間のこうしたレベルの関係は驚くべきものだと思われます。
ネットフリックスによる最近の暴露は、英王室の合法性の危機を煽った形となり、それは過去1年間で英女王とその一族の評判を損失させるに十分なものでした。
チャールズ皇太子は、英国政府の文書を売るためにサウジアラビアの有力者と協力したとして非難され、彼の次男に当たるハリー王子とメーガン妃およびその子供は、王室とその一族に対する暴露行為から逃れるため王室を離脱してイギリスを出国しました。
そして英女王の次男であるアンドリュー王子は、当時17歳のヴァージニア・ジュフリー氏(38)に性的暴行をしたとして提訴され、数百ポンドの示談金を支払い、西側最大の王室一族と英帝国の悪名高い末裔の評判に致命的な損害を与えることとなりました。