米軍での自殺率が記録的増加
(last modified Sun, 10 Apr 2022 09:11:10 GMT )
4月 10, 2022 18:11 Asia/Tokyo
  • 米軍での自殺率が記録的増加
    米軍での自殺率が記録的増加

アメリカ国防総省自殺予防対策部門の報告で、2021年の米軍での自殺死がこれまでで最多を記録したことが分かりました。

自殺予防対策部門の最新統計によりますと、米軍内における自殺率は2021年、第二次世界大戦前からも含めて最多となりました。

この報告では、同年の米軍内での自殺死亡は176件とされています。なお、この数字は2020年は174件、2019年は145件となっていました。

この2021年の自殺者総数を率に換算すると、米兵10万人あたり36.18人ということになります。

同年にはさらに、米軍予備役の自殺者も45人となり、前年よりわずかに増加しました。一方、州兵の自殺者数は前年から4人少ない101人でした。

昨年発表された米ブラウン大の戦争経費研究によれば、2001年以降これまでに、現役および退役した米軍人のうち3万177人が自ら命を絶ったと推計されています。また昨年、18歳から24歳までの兵士の自殺率は、同国民間人の率の2倍に達していました。

 


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