米ニューメキシコ州の山火事で、多数の住宅に危険及ぶ可能性
May 04, 2022 19:00 Asia/Tokyo
-
米ニューメキシコ州の山火事
米ニューメキシコ州で、拡大を続ける山火事により今後3日間で1万5000棟を超える住宅に危険が及ぶ恐れが出ています。
米CNNによりますと、ニューメキシコ州のグリシャム知事は、州内では現在、6つの郡で計5件の山火事が発生し、連邦政府や他州の支援を受けて消火活動が進められているとしています。
最も規模が大きいのは、最大都市アルバカーキから北東へ約140キロ離れた町ラスベガスの周辺で、1週間あまり前に2件の山火事が合流した火災となっているということです。
緊急対応チームの報道担当者によれば、焼失面積は約5万9000ヘクタールに上り、鎮火率は20%にとどまっており、これまでに住宅172棟が焼失し、6000世帯あまりが避難を強いられています。
また、ラスベガスがあるサンミゲル郡の行政官が、2日夜時点で約3500人が避難したとしたほか、同郡と北側のモラ郡が3日の共同声明で、火災は長期化するとの見通しを示しています。
ニューメキシコ州では南西部の他州と同様、重度の干ばつが長期に及んで、火災の危険が高まっています。山火事の起きやすい気象条件としては先月、過去10年あまりで最悪のレベルを記録していました。
タグ

