国連、「ウクライナ戦争の民間人死者は統計より数千人多い」
(last modified Wed, 11 May 2022 06:32:12 GMT )
May 11, 2022 15:32 Asia/Tokyo

国連が、「ウクライナ戦争での民間人死亡者の数は、これまでに発表されている公式の統計よりもさらに数千人多い」としました。

ファールス通信によりますと、複数の公式統計においてウクライナ戦争で殺された民間人の数が3381人とされている中、国連は10日火曜、「ウクライナ戦争ではこの統計よりさらに数千人多い人々が殺されている」としました。

この一方で、ウクライナのゼレンスキー大統領はEUに対し、石油禁輸を含む対ロシア制裁第6弾を発表するように求めています。

欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は先日、ロシアからの段階的な石油禁輸を含む対ロシア制裁第6弾の準備ができていることを発表しました。

EUは、加盟国の海運業界によるロシア産原油輸送の禁止案を取り下げました。これは、加盟国の意見がこの制裁をめぐり一致しなかったことが原因です。しかし欧州委員会は依然として、欧州企業がロシア産原油を運ぶタンカーに保険をかけることを禁止したいと考えています。この措置には、ロシアの原油輸送能力を制限する目的があります。

ロシアが今年2月24日にウクライナで特殊軍事作戦を開始して以来、西側諸国はロシア政府を国際社会から孤立させるため、同国へ様々な圧力や制裁を行使すべく全力をあげています。

 


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