サル痘への感染事例、30カ国・550件超に WHOが発表
6月 01, 2022 20:16 Asia/Tokyo
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サル痘への感染事例
WHO・世界保健機関は、ウイルス性疾患・サル痘への感染事例が、世界30カ国で550件超確認されたと明らかにしました。
CNNによりますと、サル痘に関する技術指導者のロザムンド・ルイス氏はCNNの取材に対し、「現在、550件超の感染事例が、WHOの6地域のうちの4地域にわたる30カ国で確認されている」と述べました。
ルイス氏は、サル痘が同時に複数の場所で流行していることから、これまでとは異なった状況に変化していると指摘し、数日や数週間といった比較的短い期間で500件を超える感染事例が報告されるのは今までになかったと述べました。
ルイス氏によれば、WHOは流行の発生源を突き止めてはおらず、各国に対して、流行の拡大を阻止するため警戒するよう求めています。
WHOは一方で、サル痘がパンデミックとなるリスクは中程度との見方を示しています。ルイス氏も30日の会見で、サル痘の世界的な流行について、現時点では懸念していないと述べています。
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