世界で飢餓の危機が続く
6月 05, 2022 16:10 Asia/Tokyo
アメリカの食料安全保障特別代表が、世界中で2億人が飢餓の危機にさらされていると明らかにしました。
IRIB通信によりますと、米食料安全保障特別代表は世界での食糧不足問題に触れ、「ウクライナでの戦争により、世界で新たに4000万人が食糧不足の危機にさらされ、合計2億人が飢餓の瀬戸際に立たされている」と述べました。
続けて、アフリカ、近東、南アジアの国々における食糧不安の影響について警鐘を鳴らし、「イエメンの子供たちの45%は、栄養失調のために身長が十分に伸びずに苦しんでいる」としました。
また、「ロシア・ウクライナ戦争の前にも世界に食糧危機はあったが、今回の戦争は状況をより悪化させ、サプライチェーンの末端にある国々が最も被害を受けている」と指摘しました。
そして、「食糧不安の主な原因には、気候変動、戦争、病気のパンデミックの3つが挙げられる。我々は今日の世界において、前例のない気候変動や毎年の気温上昇を経験しており、それは農業生産に悪影響を及ぼしている」と述べました。
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