6月 06, 2022 20:39 Asia/Tokyo
  • 際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長
    際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長

国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は6月のIAEA理事会で6日、北朝鮮は同国北東部にある豊渓里(プンゲリ)核実験場で核実験の準備を進めている可能性があると発表しました。

ロシアのスプートニク通信によりますと、グロッシ氏はIAEA理事会での演説において、「豊渓里核実験場で1本の坑道が再び開いている兆候がみられた。核実験に向けた準備の一環の可能性がある。核実験の実施は国連安全保障理事会決議に違反し、深刻な懸念を引き起こすだろう」と述べました。

北朝鮮は5日、日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。北朝鮮がミサイルを発射するのは今年に入ってから18回目となります。

北朝鮮は、キム総書記とトランプ前米大統領との核・ミサイル軍縮交渉が決裂した後、より精力的なミサイル実験を再開しました。

有識者らは、合同軍事演習を含めた地域でのアメリカの挑発行為が、軍国主義の増大や地域の情勢不安を助長している、と見ています。

一方、北朝鮮は自らの核兵器開発の決定的な理由として、アメリカの挑発行為や地域における米軍の駐留を挙げています。

昨今の北朝鮮の動向から、北朝鮮が核実験を実施するのではないかとの懸念が高まっています。

アメリカを初めとする西側諸国、および北朝鮮の近隣国である日本と韓国は常に、北朝鮮による弾道ミサイル・核実験を懸念しています。

 


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