11月 24, 2020 15:41 Asia/Tokyo
  • シーア派11代目イマームの生誕日
    シーア派11代目イマームの生誕日

イスラム暦1442年ラビーオッサーニー月8日に当たる、本日2020年11月24日火曜は、シーア派11代目イマーム・ハサン・アスキャリーの生誕日にあたります。この人物は、現在お隠れ中で今後必ず出現するといわれる救世主、シーア派12代目イマーム・マハディの父親に当たります。

イラン国民は毎年この生誕記念日には、街中を装飾し、また菓子類や甘い飲み物を配布するなどしてこの日を盛大に祝いますが、今年は新型コロナウイルスの影響により、こうした一連の儀式は開催されない見通しです。

イマーム・ハサン・アスキャリーは、西暦846年にあたるイスラム暦232年ラビーオルアッワル月8日、現在のサウジアラビアの町メディナにて生誕しました。

この偉人はシーア派の思想による啓蒙に力をいれ、また宗教的な疑念を拒否してイスラムの維持・伝播に尽力しました。そして、その次のイマーム・マハディーの治世におけるイスラム教徒の取るべき行動を説明し、彼らにイマーム・マハディのお隠れ時代を迎える準備を整えさせています。

イマーム・ハサン・アスキャリーはまた、シーア派における類まれなコーランの解釈者でもあり、自らの在位中にこの天啓の書物の正しい解釈方法を人々に明示するとともに、救世主の到来の吉報を与えて、イスラム教徒にイスラムの崇高な理念の実現への希望を持たせました。

この人物はまた、幼少時代に父親である10代目イマーム・ハーディの豊富な知識の薫陶を受け、父が殉教した22歳のときにイマームの地位を継承し、自身が殉教するまでの6年間イマームとして在位しました。

イマーム・ハサン・アルキャリーが生きていた時代は、アッバース朝政権のムウタッズ、ムフタディー、ムウタミドなどがカリフ・為政者としてイスラム圏を治めていた時代でした。

このため、ハサン・アスキャリーは彼らの圧迫を受けて軟禁生活を強いられていたにもかかわらず、正しい措置や教えによりイスラム教徒の団結や啓蒙を推進しました。

 

 

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