2016年10月7日(芝田・中村)【音声】
今週の金曜広場もお聞きください。
芝田
さて中村さん、最近はめっきり涼しくなりましたね。
中村
本当に。主人が日本へ里帰りしてから太ってしまったので、夜一緒にウォーキングしているのですが、半袖にマントでは本当に寒いですね。夜ももう窓を開けて寝たりはできません。朝も寒いので、下の子供は学校へ行くのに、制服の上に長袖のジャケットを羽織るようになりました。
芝田
テヘランは本当に急に寒くなりますよね。中村さんは梅雨の時期から夏にかけて、日本に帰国していらっしゃいましたが、日本の夏のムシムシした感じを久しぶりに体験してどうでしたか?
中村
毎日湿度計を見ては、こんなに湿度が高い!と家族で感動していました。福岡は本当に湿度が高くて、一度父が夕方打ち水をしたのですが、サウナのように蒸し蒸ししてしまって、やっぱり、打ち水は関東のものだなと思ってしまいました。まあ、それでも私は子供の頃からなれていますので、こんなものだと思っていたのですが、主人はぐったりしてしまって、でもやっぱり私の実家なものですから遠慮があって、朝からクーラーをつけましょうとは言えないんですね。ですから、父が先回りして、私が子供の時には絶対にしなかった、「朝からクーラー」というのをやっていました。あと、汗をかいても乾燥しないので、子供がくっついてきてもだっこしてやる気にならないんですね、気持ち悪くて。イラン人が日本よりスキンシップが多いのは案外こういうところにも理由があるのかなと思いました。
芝田
私もあの湿度が懐かしいです。
●リスナーより
「当地は今週の日照時間は今のところ、なんと5分です。今日も一日雨が降っていました。これだけ雨が続くと困るのが洗濯物。近所の10台くらい止められる駐車場のコインランドリーは、朝8時過ぎに前を通りましたが、すでに満車でした。イランでは、乾燥しているのが当たり前ですから、洗濯物に困ることはないでしょうが、独身者もみなさん家には洗濯機があるのでしょうか?日本のようなコインランドリーはあるのでしょうか?ちなみに、近所のコインランドリーでは、布団も洗えます」
●ラジオより
芝田
コインランドリーの前にたくさんの車。イランでは、こういう悩みはないですよね。
中村
ありがたいことにないですね。日本では考えられないくらいくっつけて洗濯物を干していても、半日くらいで乾きますね。ですから、テヘランでは、日本のようにハンガーや小物干しに整然と干すのではなく、物干しロープに重ねて干しているようなおうちもありますね。
芝田
それでも乾きますものね。あとは独身者の家にも、洗濯機は必ずあると思います。コインランドリーは見たことがないですね。
中村
ないですね。だいたい、イラン人は潔癖な人が多いので、不特定多数の人と洗濯機をシェアするなんて我慢できないのではないでしょうか。子供用のおむつも、今はほとんどが紙おむつですがまだ布が主流だった時代には、おむつ専用の小さめの洗濯機があって、実際に使っている人もいました。おむつと普通の洗濯物を一緒に洗うのは汚いからだそうです。
芝田
へー、そうなんですね。お布団や毛布などを洗いたい場合には、クリーニングに出している人が多いようです。イランでは布団が干されている、という光景をほとんど見たことがありません。ベッドの家庭が多い
でしょうか。
中村
そうですね。できればベッドにしていますね。床に直接布団をしいて寝ると、こちらは乾燥してほこりが多いので、アレルギーになることがあるんです。そういうのも理由の一つかもしれませんね。毛布や布団も、今でこそアパートが多くなって干す場所がないからクリーニングに出しているのでしょうが、一昔前までは、自宅で洗っている人も多かったですよ。しずくが落ちるような状態で干しても、日本の倍のスピードで乾きますから、大丈夫なんです。
●リスナーより
「今日の“ラジオ日誌”では、ガラガニ課長が秋の始まるメフル月1日はイランの学生たちの新学期にあたり、数百万人の学生たちが通学を始めて交通が渋滞することが書かれていました。日本でも新学期には同様な光景が見られます。こちらでは学生たちの交通手段は電車、バスが多いのですが、イランの学生たちの交通手段は、主にどのようなものなのでしょうか?」
●リスナーより
「イランの小学校での登下校は、やはりバスでしょうか・日本では高学年から低学年までが通学団となり、歩いて登校します。また、運動会や遠足などの学校行事は、いつの時期に開催されるのでしょうか?」
●ラジオより
芝田
お便りありがとうございます。中村さん、イランの学生たちの交通手段は、主にどのようなものですか?
中村
小学校から高校までは子供たちは個人でばらばらに登校します。家が遠い子供はスクールバスを利用します。あるいは、親が出勤のついでに自家用車で学校まで送ることもあります。大学生くらいになると、自宅から大学まで離れていることが多いので、バス、地下鉄、乗り合いタクシーなどを利用しているようですね。バスや地下鉄は学割がありますし。
芝田
学校の登下校の時間になると、学校の前は多くの車で混雑しますよね。それにしても、日本の集団登校、懐かしいですよね。私は中学は自転車で20分以上かかりました。
中村
そうですよね。日本の学校は駅から遠い田んぼの中に建てられることが多いんですよね。私は幸い、そう長い距離を歩くことはなくて、高校は駅からバスに乗って通っていました。ただ、雪が降ったりしてなかなかバスが来ないと、友達と歩いて帰るんですが、1時間近くもかかって大変でした。
芝田
運動会や遠足についてのご質問もありましたが、中村さんは息子さんが今、小学校に通っていらっしゃいますよね。どうでしょうか?
中村
運動会はイランではありません。遠足は、日本で言うハイキングのように歩かせるものではなくて、みんなでバスに乗って、遊園地に行ったり、サイクリングに行ったり、映画を見に行ったりします。
芝田
それは楽しそうですね。
●リスナーより
「クーフテ・タブリーズィーのレシピ、大きな肉団子、オレンジほどには驚きました。一般的なイラン人の使う、例えば箸やナイフやフォークのようなものに該当するものについて教えてください。ナンは手でちぎってたべるのでしょうか?現地に行けば一目瞭然でしょうが」
●ラジオより
芝田
中村さんは、このクーフテ・タブリーズィー、作ることはありますか?
中村
私の家族では、普通のクーフテがオレンジくらいの大きさで、タブリーズィーというのは、メロンくらいの大きさなんです。あんまり大きいので手で丸めていては崩れるので、ガーゼで包んで煮込みます。普通のクーフテならよく作りますね。いかに崩さずに煮るかが主婦の腕の見せ所ですね。
芝田
それは初めて聞きました。大掛かりですね。イラン人が食事のときに使うのは、スプーンとフォークですよね。
中村
そうですね。なれるととっても食べやすいですね。
芝田
確かに。ナンのお話しですが、ナンは手でちぎって食べますよね。イランにはたくさんの種類のナンがあります。イランに住んでいるインドネシア人の友人が、8人で初めてイランに遊びに来たとき、ナンがなかなか出てこなくて待っていたら、テーブルクロスだと思っていたものが、実はナンだったのだとか。紙のようなぺたんこの、“ラヴァーシュ”というナンがありますよね。8人のうち誰一人、あれをパンだとは思わなかったのだそうです。
中村
テーブルクロスですか。面白いですね。私はサンドイッチと言って渡されたものが、日本風の食パンの薄切りではなくて、フランスパンに具を挟んだものだったのは、驚きました。フランスパンが固くて1本食べるとあごが疲れてしまいます。こちらではハンバーガーのパンも未だにフランスパンの生地でできているものがあります。パンを食べるのが大変です。
●リスナーより
「初めてレポートします。途中からとなってしまいましたが、コーランの内容や貴国の大学の水準の高さなど、一部ではありますが知ることができました。受信状態は上記の通り、深いフェージングが時折あり、その谷に入ってしまうと内容が聞き取れない場面もありましたが、全体的には十分聴取できました。今後も貴局にダイヤルを合わせ、貴国について理解が深まればと思っています」
●ラジオより
芝田
初めてのお便り、ありがとうございました。今後もたくさんのお便り、受信報告をお送りください。お待ちしております。