2016年10月21日(北川・芝田)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
北川:さてこのところ、テヘランの最高気温も20度中ほどになり、最低気温は12度というかたちで、すっかり秋の様子ですが、さてサッカーのワールドカップ予選、イランは先週、強豪の韓国に1-0で勝ち、ワールドカップ予選突破が見込まれていますよね。芝田さんはその試合はテレビで見られましたか?私は見ていないのですが
芝田:もちろん、観ましたよ。イランはホームの対戦だったのですが、ちょうどイマームホサインの殉教日の前夜ということで、スタジアムには黒い旗が掲げられ、観客も黒い服を着ていて独特の雰囲気でした。大げさに喜ぶことが禁じられていたと聞きました。イランのホームスタジアムは、8万人収容で、女性の観戦が禁止されているので、普段は男性ばかりのとどろくような応援が聞かれるのですが、この日は観ていて静かな怖さがありました。
北川:私はテレビを持っていないのであまりよくわからないのですが、現在、アジア最強と呼ばれるイラン、どんなところが特徴でしょうか?
芝田:イランはディフェンスがよいと言われています。これまでも無失点できています。あとはチームが若いです。キープ力があってパスの出せる中盤と、それから瞬発力とスピードのあるフォワードがそろっているような気がします。私が注目しているのは、アリーレザー・ジャハーンバフシュという選手です。MFで、パスも出せるし、ミドルシュートも決められる選手です。現在はオランダのチームでプレイしていて、1993年生まれの23歳です。イラン人のサッカーファンの間では、監督の人気も高いです。とにかく、この間のホームの試合では、韓国を、ほとんど何もできないほど完璧に抑えていました。イランはここまで4試合を終えて3勝1分けと順調にきています。うらやましいですね。日本もこの後、頑張ってほしいです。
●リスナーより
久しぶりに受信報告書を送付いたします。実家(愛媛県新居浜市)に帰省した際に、8月14日から8月18日までIRIB朝の放送(5:53~6:50)を聴取しました。朝早く起きて健康的な生活ができました。愛媛県新居浜市では、ラジオ付属のロッドアンテナでも十分内容が理解できました。普段すんでる神奈川県大和市よりもずっと良好に受信できました。周りにビル等が少ないからでしょうか?
ニュースでは中東情勢がよくわかりました。日本やアメリカ目線のニュースしかTVでは見られないので、イラン目線のニュースが聴けるのは貴重だと思います。イランの食文化のトマトレシピはおいしそうでした!ポケモンGOの話題が出てきてびっくりしました。いろいろ物騒な世の中ですが、どうか安全で健康に過ごされますように。
●ラジオより
北川:こんな形で、旬の話題を取り上げながら、放送をお送りしております。イランの食文化も、レシピつきですので、どうぞご活用ください。また、受信状況についての詳しい報告もありがとうございました。今後とも受信報告などなどのおたより、お待ちしております。さて、芝田アナ、イラン料理で、トマトをよく使う料理、何が思い出されますか?イランではトマトを使用した料理は非常に多いと思うのですが。
芝田:本当に多いですよね。トマトペーストとたまねぎ、ターメリックと塩コショウが必需品といってもいいくらいじゃないでしょうか。イランのトマトはイタリアのトマトに似ていると聞いたことがあります。縦に長いですよね。日本で出回っているトマトよりも甘味があります。私はイラン料理を作るときも、トマトペーストの代わりに、この生のトマトを細かく刻んで使っています。ほどよい酸味が加わってさっぱり感が出ます。北川さんは、トマトを使ったイラン料理では、何が好きですか?
北川:私はミールザーガーセミーという、トマトとなす、卵のペースト料理が好きです。それとアーブグーシュトというシチューでしょうか。
●リスナーより
金曜広場では初レポートのリスナーが2名も登場しました。うれしい限りです。イスラム、中東からの報道にきっと魅力を感じられたのだと思います。近い将来、東京や大阪に貴局の日本支局が設置されることを夢見ています。
●ラジオより
北川:初レポートをいただくと、われわれもうれしいです。さて、芝田アナ、東京や大阪にIRIBの支局はないですよね。特派員はいると思いますが。芝田さん、そのあたりのこと、ご存知でしょうか?
芝田:私もあまりよく知らないのですが、以前はIRIBではなくて、イスナーというイランの通信社が、東京に支局を置いていた気がします。今はどうなんでしょうか。
何年も前のことになりますが、IRIBも東京支局の設置を計画していて、そのための準備をしていたようなのですが、結局実現はしなかったみたいです。
北川:そうなんですね。支局設置の計画もあったんですね。
芝田:支局ができたらいいですよね。
●リスナーより
外国人と結婚され、日本での教育を受けさせたいと、片親と一緒に日本に住む方も中にはいらっしゃるのですが、イランではいかがでしょうか?遠いので、日本人学校に通わせることが多いのでしょうか。
●ラジオより
イラン人のご主人とご結婚されている福本アナに伺ったところ、今は日本人学校で勉強しているお子様は皆さん、日本人の両親のお子さんだということだそうです。ただ、一時期は片親が日本人、というお子さんもいらっしゃったようです。基本的に、イランに住んでいる片親が日本人のお子さんは、皆イランの学校に通っています。それだけ、イランの教育水準は高いといえるでしょう。
●リスナーより
こちら日本の首都圏では台風一過の秋晴れで、今日は放送を聞いた後で、横浜の港の見える丘公園の「ローズガーデン」に出かけて秋バラを見に行きます。日本では春バラと秋バラを見ることができ、1年を通して2回バラを楽しめるシーズンがありますが、イランではどうでしょうか?
●ラジオより
北川:確かにイランでも、バラは春の花というイメージが強いのですが、IRIBの敷地内にも、どこから持ってきたのかよくわかりませんが年中バラが咲いているというイメージがあります。これは、テヘランの高速道路、といいますか、車の通る大きな通りでも、年中バラを見かけるような気がするのですが。運転なさる芝田アナ、テヘランでは通年バラを見かけますよね?
芝田:そうですね。赤いバラだけでなく、黄色、ピンク、白など、いろいろな色のバラが、一年を通して植えられています。イランの国の花、国花が確かバラでしたよね。花屋さんにもたくさんのバラが一年中並んでいます。私が行く花屋さんでは、バラの花はイラン北東部のマシュハドから出荷されたものを売っているそうです。品種改良が進められていて、白い花びらに青や紫の縁取りがあるものも出ています。でも、イラン人の女性へのプレゼントとして好まれるのは、やっぱり深紅色のバラなんだそうです。
●リスナーより
「イラン服飾の歴史」ですが、だいぶ時代が進んできましたね。次回からモンゴル襲来の時代になるのでしょうか。外国からのさまざまな影響を受けて、服装も変わっていくのでしょう。番組冒頭に、「女性の服装は、その時代の文化や社会を研究する上で真剣に議論されるテーマのひとつ」と福本さんが話していらっしゃいましたが、時代が進むにつれて、残っている絵画等も増えてくるので、正確にいろいろなことがわかってくるのでしょう。そう考えると、遺跡を破壊する過激派の行為は取り返しのつかないことをしていると、悲しい気持ちになります。
●ラジオより
番組のご感想ありがとうございます。イランもやはり時代が近くなるほど、資料としての絵画が多く残っているような気がします。写真が撮影されるようになったガージャール朝時代の後期はなおさらで、服装だけでなく、帽子やヘアスタイル、女性は眉をどうしていたのかといった事柄が鮮明に写されています。ちなみに当時の女性の写真を見ると、眉毛がほぼつながっていたような形になっています。昔のイラン人はどのような格好をしていたのかを語る、「イラン服飾の歴史」、今後ともどうぞお楽しみに。