シャべ ヤルダー
12月 21, 2016 16:28 Asia/Tokyo
今日21日は二十四節気の冬至ですね。こちらイランでは昨晩がシャベヤルダー、日本語に敢えて訳すなら、「冬至の前夜」となるでしょうか。
イランの暦では、昨日をもって秋の最後の月アーザル月が終わり、今日から冬の一番目の月、デイ月が始まりました。既に本格的な冬の寒さが到来しているテヘランですから、「今日から暦の上では冬」と言われてもピンと来ないのですが、それでも今日から一日一日、日が長くなっていくわけで、そういう意味では、嬉しい冬の始まりです。昨晩はそれぞれおじいちゃん、おばあちゃんの家に集まり、シャベヤルダーには欠かせないスイカやザクロ、ナッツを頬張りながら、おじいちゃんの昔話などを聞いて過ごしたイラン人家庭も多いことでしょう。シャベヤルダーのスイカ、包丁を入れて真赤な果肉が現れると、「当たり!」と歓声が上がり、見るからに白っぽい甘くなさそうなものだったら、「残念、はずれ」です。さて、ラジオ日本語のイラン人スタッフの御宅では当たりのスイカに巡りあえたのでしょうか。
2016年12月21日 福本節子
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