2017年12月15日(北川・芝田)【音声】
●リスナーより コーランでは、くだものは皮をむかずに食するとのことですが、我が家ではりんご、なしなども皮をむいて食べています。また、我が家にはざくろも植えてあるのですが、この種子は口に含んでから吐き出して捨てています。薬効面から、種子も一緒に噛み砕いてお国の皆さんは食しておられるのですか。
●ラジオより
北川:
芝田アナ、イランの人たちもざくろの種は噛み砕かずに出してますよね?暴露してしまうと、私はあまりざくろを食べる機会がなく、あんまりこちら側での食べ方を知らないのですが。私は食べるとき、あの硬い種は出しています。
芝田:
種は硬くて、ちょっと食べるのは大変ですよね。私もイランのざくろは品質が高い、というのを聞いて、なるべく食べるようにしようと思うのですが、やっぱり食べ方がよく分からなくて、ついつい遠ざかってしまいがちです。福本さんが以前に話していたように、ジュースにでもすればいいんでしょうか。
イラン人のざくろの食べ方ですが、私は逆に、種を出している人をあまり見たことがありません。種もがりがりかんで食べてて、すごいなと思っていたんですけれど。
北川:
あと、ブドウも皮ごと食べているようですが、こちらのブドウは皮が薄いので、いちいちむいて食べなくてもいいような気がしますね。
芝田:
イラン人は、ブドウを粒ごと口の中に放り込んで、すべてを食べますよね。私も皮くらいなら食べられますが、種はちょっと苦くて一緒に食べたくないと思います。皮はむくのが大変ですから、一緒に食べられると楽ですよね。こう見てくると、果物の食べ方にも、お国の違いがありますね。
●リスナーより
IRIBでは職員が参加する消防避難訓練はありますか。
●ラジオより
北川:
一言で言うと、ありません。日本であれば、毎年1回各社でやっていたり、消火器の使い方とか、地震体験装置みたいなものの中に入るのでしょうし、また学校でも9月の始業式の際を利用して行うんでしょうが、あまり聞きません。ただ、このところイランの地方で大きな地震が発生していることもありますし、最近イランの学校で地震を想定した避難訓練が行われた、といったニュースが日本メディアで報道されています。また以前JICAがイランを支援し、テヘラン市が全域で避難訓練を実施した、といった話も聞きます。
●リスナーより
もっと、貴国の自然、観光地などの紹介をしてほしいものです。
●ラジオより
北川:
ご要望、報告いたしました。また、パールストゥデイの日本語サイトにも、「イメージが語るイラン」や、そのほかのシリーズで、イランの自然の魅力や観光地について、写真を交えてお伝えしております。ぜひご覧になってください。ウェブサイトのアドレスはparstoday.com/jaです。
●リスナーより
日本語セクションの皆様こんにちは。日本のテレビでは、時々『ハラール料理』のお店を紹介しています。そんな番組を見ながら、『ハラール料理』を特別のように報道するほど、日本には専門店が少ないのかと思ってしまいます。『ハラール料理』は何もイスラム教徒だけでなく、仏教徒の私も食べてよいわけで、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの時には、店舗数が増えて気軽に食べられる料理になっていることを願います。
●ラジオより
北川:
こちらの食品、特に生鮮食品以外の加工品は、基本的にすべてハラールマークがついているので、逆にハラール食品以外のものがない、といえます。昔は日本に旅行する敬虔なイスラム教徒の方は、こういった食品がなかったので、さぞかし気を使っただろうなあと思います。逆にイランでは、すべてがハラール料理ですよね。
芝田:
そうですよね。国の98%がシーア派イスラム教徒とも言われているイランは、日本とは逆に、イスラム教徒が多数派のやり方に従っていますから、すべてがハラール食品ですものね。そう考えると、食べ物に気を使うイスラム教徒は、日本に来たときには大変で