イランの博物館探訪
イランの博物館(1)
博物館は、歴史を旅し、人間や地球上の他の生物の過去の物語について触れることができる場所です。
ユネスコの監督下で活動しているICOM国際博物館会議は、博物館を次のように定義しています。
「博物館とは、社会とその発展に貢献するため、公衆に開かれた非営利の常設機関である。」
ICOMは、「博物館の目的は、有形、無形の人類の遺産とその環境を、教育や研究、楽しみを目的として収集、保存、調査研究、普及、展示することである」としています。
博物館には様々な種類があり、それぞれが非常に貴重なものを収蔵しています。
世界で最も重要な美術館には、ルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドンの大英博物館、アテネのアクロポリス博物館、マドリードのプラド美術館などがあり、毎年世界中から多くの観光客が訪れます。
しかしイランでは、博物館は19世紀になって初めて注目されました。 イランの最初の博物館は、ガージャール朝のナーセロッディーン・シャーの命令により、テヘランにあるゴレスターン宮殿の中に設立されました。しかしこれは、個人の博物館で、そこには貴重品、王室関係品、歴史品などの品物や道具類が収蔵されていました。
1916年から1918年にかけて、一般の人々でも訪れることができる「イラン・マールフ」と呼ばれる博物館が設立されました。今日、イランには何百もの博物館がありますが、イランで最も重要な博物館は、1937年に建てられた国立イラン博物館で、毎年ここへはイランや世界中から多くの観光客が訪れています。このほか、イランの重要な博物館として、ゴレスターン宮殿博物館、国立宝石博物館、ガラス博物館などが挙げられます。
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