イラン博物館めぐり(15);テヘラン郵便通信博物館
4月 04, 2021 14:45 Asia/Tokyo
テヘラン郵便博物館は、当時のイランの郵便電信省の建物内の一角に、ヨーロッパの専門博物館からヒントを得て、1932年に最初に設置されました。この建物を設計し建築したのは、ロシアの建築家ニコライ・マルコフです。この建物のデザインはとても美しく、イランとヨーロッパの建築様式が折衷された形となっています。
この博物館には複数の広間があり、内部は様々の部門に分かれています。1階は、歴代の郵便・電信電話大臣の写真を展示する、儀典の間、もしくは大臣の間となっており、このフロアの他の部分は、非常に美しく歴史的な切手を展示した切手の展示室にもあてられています。
この切手展示室では、ガージャール朝、パフラヴィー朝、そして1979年以降のイスラム共和国制の3つの時代に国内で使用されていた、約1100組の切手を見ることができます。
またこのフロアでは、中央ホールがシルクロードコーナーとなっており、あらゆる種類の古い通信機器や、荷馬車・三輪自動車のような郵便貨物運搬機材のほか、さまざまな国、政府、個人からの寄贈された道具や品物が展示されています。
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