ペルシャ語ことわざ散歩(24)「ラクダに乗って身をかがめることはできない」
4月 08, 2021 12:44 Asia/Tokyo
皆様こんにちは。このシリーズでは毎回、イランで使われているペルシャ語の生きたことわざを1つずつご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは、「ラクダに乗って身をかがめることはできない」です。
ペルシャ語での読み方は、Shotor savaarii dolaa dolaa nemi-shavadとなります。
ラクダは、イランをはじめとする世界の多くの国で自動車や飛行機、鉄道などの乗り物が発達する前の交通・運搬手段として使われてきました。
しかし、一方でこの動物は皆様もご存知のとおり背の高い大型の動物であり、そうしたラクダの背に乗って身をかがめ、人の目から隠れることはできません。このことから、人が何かをしてもう隠しとおせないものを隠す、または誤魔化そうとするのを戒める場合に使われます。
何かをする際には後先のことも考え、仮に失敗してもその結果の全責任は自分で受けること、自分の行動の結果は隠せないことを念頭に置いてから行動に移したいものですね。それではまた。
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