4月 25, 2021 14:22 Asia/Tokyo

パールス博物館はイラン南部の都市シーラーズにあり、イトスギの木立が茂る非常に美しい庭園内にたたずむ、「ヨーロッパ風の帽子」と呼ばれる建物内に位置しています。

18世紀にイランを統治したザンド朝の創始者キャリーム・ハーン・ザンドは、ナザル庭園の中央に美しい八角形の邸宅を建てました。彼の治世においては、この壮大な邸宅は外国の大使や賓客の迎賓館として使用されたほか、さまざまな公的な式典や祭礼が開催されました。

この邸宅の外観は八角形で、化粧タイルと草花や鳥の図案の装飾が施されたほか、邸宅上部は、「ラチャク」と呼ばれる女性用頭飾りと似たタイル装飾を施されています。またそこには、狩猟場の風景やソレイマーン王が玉座に就くまでの物語を表した4つの図案が、左右対称に配置されています。

この博物館の歴史的部分の1つは、邸宅の一角にあるキャリームハーン・ザンドの墓です。

博物館の他の非常に古い作品には、赤い注ぎ口のある水差し壷が挙げられます。この水差し壷はイラン北部ギーラーン州ルードバールで発掘され、その歴史は紀元前2千年代にまでさかのぼります。

また、この博物館には非常に貴重な書物も収蔵されています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ