12月 30, 2021 15:30 Asia/Tokyo

皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。

今回は、外国を由来とし、後になってペルシャ語に入ってきた慣用句をご紹介しましょう。

今回ご紹介するのは、本来味方であるはずの集団の中で敵方に味方する人々、つまり「スパイ」などの存在を指す「第5列」です。

ペルシャ語では、Sotuun-e panjomと発音し、これで「5番目の縦列」、慣用表現としてのスパイの意味を表しています。

第5列という表現がスパイの意味を表すようになったのは、1936年から39年にかけてスペインで発生した内乱での出来事が元になっています。スペイン内戦で反政府軍側の将軍エミリオ・モラ・ビダルが、1936年にラジオで「我々は4個軍団をマドリードに向け進軍させている。人民戦線政府が支配するマドリード市内にも我々に共鳴する5番目の軍団(第五列)が戦いを始めるだろう」と放送したことから、この表現が生まれました。

ちなみにこの表現は、本来スペインを起源としているのが、英語やドイツ語などほかの言語にも流入しており、ペルシャ語には1941年以降、すなわちイランに対しヨーロッパ諸国が様々な行動を起こし、政変を狙うようになってから入ってきたといわれています。

日本にもスパイを現す言葉には、昔風に言うなら間者、密偵、回し者、現代では工作員、諜報員などと色々あり、こういう人々は昔から存在していたことが伺えます。

また、イギリスの小説家イアン・フレミング原作のスパイ小説と、それを原作とする人気映画シリーズ「007シリーズ」は、皆様も一度は聞いたことがあるかと思います。以上、今回はスパイの今と昔についてご紹介しました。それではまた。

 

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