おお、神よ、この日私に、あなたの尽きることのない慈悲をお授け下さい。...
おお、神よ、このあなたの命令を実行できるように私を強くしてください。...
おお、神よ、この日私を悔い改める人たちの一員にしてください。
イスラム教徒は今、ラマザーン・断食月を迎えています。
イスラム教徒はラマザーン・断食月の1ヶ月、断食をします。
ラマザーン・断食月のイスラム教徒の慣習や宗教的義務のひとつに、「エフタール」と呼ばれる断食明けの食事があります。また、夜明け前に取る食事は「サハリー」と呼ばれています。
現在、イランを初めとするイスラム諸国では、数日間にわたる断食明けの祝賀のムードが漂い、1ヶ月間の断食の後、独自の方法でこの日を迎えています。この祝祭は、イスラム教徒が最も盛大に行う祝祭の1つです。
今回はまず、心理的な緊張や心配事に対処する上で、神と親密な関係を築くことの役割についてお話しすることにいたしましょう。それから、コーランの教えについてご説明してまいります。そして最後に、ラマザーン月に留意したい食生活や医学面でのポイントについてお話することにいたしましょう。
今回はまず、最近のイスラム諸国のイスラム教徒の様子をご紹介し、途中でコーランの教えをお話しした後、おしまいに、断食明けの祝祭、フェトルの祝祭の医学的、栄養学的な勧めについてお話ししましょう。
ガドルの夜が正確にいつであるのかが明らかになっていないのは、イスラム教徒がラマザーン月の終盤の10日間の夜を、神への礼拝とコーランの朗誦、祈祷によって過ごせるようにするためかもしれません。ガドルの夜が明確であったら、多くの人は、その夜にだけそうした崇拝行為を行っていたかもしれません。