• アボルヘイル(2)

    アボルヘイル(2)

    10月 03, 2019 14:00

    前回お話しましたように、アボルヘイルは11世紀における、イラン北東部・ホラーサーンの偉大な神秘主義者です。彼は当時はイランの領域で、現在の中央アジア・トルクメニスタンの古代都市ニサに近い、ホラーサーン地域のミーハナ村に生まれ、81歳で死去しました。彼の廟は現在も、ミーハナにあります。さらに、彼は多くの師の下で当時の一般的な学問を学び、子供時代から神秘主義の道を歩んできました。研究者によると、彼自身の作とされる詩はわずかな2行詩のみで、それ以外はほかの詩人の詩であり、アボルヘイルは自身の言葉を説明するためにそれを使用したということです。アボルヘイルは、自分の思想を詩で著したイランの初の神秘主義者であり、彼のこうした栄光は、『神の唯一性の秘密』という著作に記述されています。

  • アボルヘイル(1)

    アボルヘイル(1)

    10月 02, 2019 14:05

    間違いなく、イラン・イスラム的神秘主義思想は、イランの文化的な文学におけるもっともすばらしい遺産で、今日もイラン人の誇りの根源であり、精神的なものに飢えている世界に、貴重な遺産を提供しています。確実に、イランの名声に対する神秘主義者の役割は、イスラムの神秘主義を豊かにする中で、輝きを放ってきました。もし、イランの優れた神秘主義者が、イスラム神秘主義から削除されれば、この分野において優れた人物は残らないと思われます。

  • ルーダキー(2)

    ルーダキー(2)

    9月 30, 2019 11:22

    ルーダキーは西暦の9世紀半ばごろ、現在のウズベキスタンにあたり、当時はイランの広大な領土の一部だった、サマルカンド近郊の山すそのルーダク村に出生しました。彼の生涯や学歴に関しては、それほど資料が存在しません。彼はまた莫大な行数の詩を詠みましたが、現存するのはわずか960の対句のみです。そのうちの115は、寓話詩『ケリーレとディムネ』の韻文で、彼はサーマーン朝の君主、アブーナスル・サーマーニーの命によりこの寓話を韻文化しました。

  • ルーダキー(1)

    ルーダキー(1)

    9月 29, 2019 11:32

    イランにおける詩は歴史の中で、人々の心の中に浸透し、統治体制の中で常に特別な地位を与えられてきました。詩はイランの人々の生活の中に入り込んでおり、このため常に評論家によって研究されてきたのです。イランにおける文学と学問の歴史は、紀元前331年、即ちアケメネス朝の滅亡にまでさかのぼります。

  • ギヤーソッディーン・ジャムシード・カーシャーニー(3)

    ギヤーソッディーン・ジャムシード・カーシャーニー(3)

    9月 28, 2019 10:18

    ジャムシード・カーシャーニーがイランの高名な天文学者、数学者で、西暦1388 年ごろに当たるイスラム暦790年にイラン中部カーシャーンで出生したことについてはお話しました。彼は『ハーガーニー天文表』という天文学における貴重な著作を記し、それをティムール朝のウルグ・ベクに贈呈した後、現在のウズベキスタンにあるサマルカンドに招かれました。サマルカンドは当時、学問、思想における重要な中心地でした。カーシャーニーはサマルカンドに滞在していた時期、自分の命をささげた、この町の天文台を建設しただけでなく、貴重な著作を執筆しました。

  • ギヤーソッディーン・ジャムシード・カーシャーニー(2)

    ギヤーソッディーン・ジャムシード・カーシャーニー(2)

    9月 26, 2019 13:04

    ギヤーソッディーン・ジャムシード・カーシャーニーは、イスラム暦790年に当たる西暦1388年ごろに、イラン中部・カーシャーンで、優れた医師の息子として出生しました。当時は、ティムール朝がイランを支配していました。カーシャーニーは『ハーガーニー天文図』という貴重な書籍を記した後、それをティムールの孫でティムール朝の君主、ウルグ・ベクに贈呈し、ティムール朝の本拠地だったサマルカンドに呼び寄せられました。

  • ギヤーソッディーン・ジャムシード・カーシャーニー(1)

    ギヤーソッディーン・ジャムシード・カーシャーニー(1)

    9月 25, 2019 16:32

    今回は、イスラム時代のイランの傑出した天文学者で、数学者でもあるギヤーソッディン・ジャムシード・カーシャーニーをご紹介することにいたしましょう。彼は、旧式の基本的な四則計算を修正して完成させ、これらを刷新してより簡便な方法を編み出した人物です。

  • ナスィーロッディーン・トゥースィー(4)

    ナスィーロッディーン・トゥースィー(4)

    9月 24, 2019 10:06

    ハージェ・ナスィーロッディーン・トゥースィーは西暦1201年にあたるイスラム暦597年、イラン北東部のトゥースに生まれ、コーランやイスラム法学や原理を父の下で、その後おじのヌーロッディーン・ムハンマドの下でイスラムの伝承・ハディースや論理学や哲学を学びました。その後彼は、学問を修めるために、当時イスラム世界の学問の中心の1つとみなされていたイラン北東部のネイシャーブールに赴き、当時の一般的な学問のすべてにおいて頭角を現しました。

  • イラン国外にその廟があるイランの思想家

    イラン国外にその廟があるイランの思想家

    9月 15, 2019 08:03

    今回からは、新たなテーマに入ります。前回までは歴史の中での、イランの文化や、イランの文化的、地理的な領域の広がりについてお伝えしてまいりました。今週からはイランの広大な文化圏の中で生き、現在、イラン国外にその廟があるイランの思想家を取り上げます。これらの思想家や著名人の思想や作品の多くは、イランや世界に影響を及ぼし、世界的な遺産とされています。ルーミー、あるいはモウラーナーとして知られている13世紀の神秘主義詩人モウラヴィーや、12世紀の詩人ニザーミー、神秘主義哲学者ソフラヴァルディー、10世紀から11世紀の学者ビールーニー、13世紀の学者ナスロッディーン・トゥースィーなどの人物はイランが誇る著名人であり、世界の人々は彼らの思想による大きな恩恵を受けています。また、世界的な英知は、彼らに負うところが非常に大きくなっています。今夜は、9世紀から10世紀の学者、ファーラービーについてお話することにいたしましょう。

  • イスラムアーザード大学

    イスラムアーザード大学

    May 05, 2018 12:26

    最終回の今回は、学生数の点で世界第3位の大学、イスラムアーザード大学をご紹介することにいたしましょう。