米紙ワシントン・ポスト、「新大統領補佐官がモナーフェギンから金銭を受領」
3月 25, 2018 18:31 Asia/Tokyo
アメリカの新聞ワシントン・ポストが、アメリカ国務省の元関係者の話として、国家安全保障担当の新大統領補佐官への着任が決まっているジョン・ボルトン氏が、イランの政権交代を目的に、同国の反体制派テロ組織モナーフェギン(MKO)から金銭を受け取っていたことを明らかにしました。
ワシントン・ポストは、ボルトン氏がモナーフェギンと緊密な関係にあることを指摘し、「ボルトン氏は2012年、多大な努力の結果、アメリカが指定するテロ組織のリストから、モナーフェギンを削除することに成功した」と報じています。
また、「イラン関係の業務を担当していたアメリカ国務省の元関係者は、ボルトン氏がモナーフェギンから金銭を受領していたと述べている」としました。
さらに、このアメリカの新聞では、「イランの体制転覆に関するボルトン氏の見解は、イスラエルやサウジアラビア、モナーフェギンをはじめとした、彼を支持する勢力の見解を反映している。モナーフェギンは、8年間のイラン・イラク戦争でサッダーム政権側と共謀し、数多くの犯罪を引き起こしたために、イラン国民の間で強く忌み嫌われている」とされています。
アメリカのトランプ大統領は23日金曜、同国の元国連大使のボルトン氏を、新たに国家安全保障担当の大統領補佐官に指名しました。
ボルトン氏は、イランと6カ国の核合意に公然と反対している人物の1人です。
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