Pars Today
外国為替市場で円相場が29日月曜午前10時半ごろ、一時1ドル160円台に下落し、1990年以来実に34年ぶりの安値圏を更新しました。
米ドル排除政策を取る新興経済国グループ・BRICSに参加するロシアが、同メンバー国の中国およびインドとの昨年の貿易の95%を非米ドル通貨で決済しました。
ロシアの関係者が、BRICS経済新興国グループの穀物生産量・消費量の統計を示したうえで、同グループ構成国間での米ドルを使用しない穀物取引が可能であるとしました。
米ドルの排除はひとつの経済的戦略として、国際市場に注目すべき影響を及ぼしています。
マレーシアが、国際取引からの米ドルの排除を決定しました。
ロシア政府が、自国の金融市場へ参入し通商を行うことのできるイラン、ブラジル、ベネズエラ、キューバなど31カ国の銀行や金融業者を承認し、これらの銀行・業者がミシュスティン露首相の署名した同文書に基づき、金融派生商品の市場にも参入できるとしました。
インド当局が、銀行間情報交換システムSWIFTに代わるシステムを構築する可能性を検討しています。
ブラジルは、脱ドル化プロセスに着手している多くの国と同調する形で、パートナー国との取引での自国通貨の使用を決定しました。
ブラジルのルラ大統領が、国際貿易におけるドル決済廃止と自国通貨の使用を強調しました。
スリランカ、ミャンマー、ブータンの各中央銀行総裁とモルディブの中央銀行副総裁がアジア決済連合(ACU:Asian Clearing Union)の会合にオンライン参加し、各国通貨を使用する貿易の拡大を強調しました。