10月 03, 2019 17:30
前回お話しましたように、アボルヘイルは11世紀における、イラン北東部・ホラーサーンの偉大な神秘主義者です。彼は当時はイランの領域で、現在の中央アジア・トルクメニスタンの古代都市ニサに近い、ホラーサーン地域のミーハナ村に生まれ、81歳で死去しました。彼の廟は現在も、ミーハナにあります。さらに、彼は多くの師の下で当時の一般的な学問を学び、子供時代から神秘主義の道を歩んできました。研究者によると、彼自身の作とされる詩はわずかな2行詩のみで、それ以外はほかの詩人の詩であり、アボルヘイルは自身の言葉を説明するためにそれを使用したということです。アボルヘイルは、自分の思想を詩で著したイランの初の神秘主義者であり、彼のこうした栄光は、『神の唯一性の秘密』という著作に記述されています。