7月 08, 2021 18:11 Asia/Tokyo
  • ハティーブザーデ・イラン外務省報道官
    ハティーブザーデ・イラン外務省報道官

ハティーブザーデ・イラン外務省報道官が、英独仏の外相らの声明に反応し、「濃度20%のウランを使用してのシリサイド燃料板の製造は、あくまでも平和目的だ」と語りました。

イルナー通信によりますと、ハティーブザーデ報道官は、「わが国が、濃度20%のウランを使用したシリサイド燃料板の製造を決定したことは、あくまでも平和目的のみであり、それらはテヘラン研究炉で使用されることになっている。そして、この旨は既にIAEA国際原子力機関に通達済みだ」と述べています。

また、「英独仏の主張に反して、この製品は医薬品用、人道的用途などの平和目的のためであり、その生産はイランの核不拡散とセーフガード保障義務に反しない」としました。

さらに、「これらの国々は、イランの行動が核合意内の義務に違反していると考えている。しかし、彼ら自身、核合意内責務履行において、口頭上の段階を超えたことはなく、アメリカの圧政的強権的な圧力に迎合し、同国による世界規模での違法な制裁に唯々諾々と従っている」と語っています。

そして、「我々が何度も強調しているのは、イランとして、抑圧的な制裁の解除後直ちに補償措置を一時停止し、本来の責務履行を完全に再開する準備ができており、一方的な制裁による強い圧力の下でわが国だけの一方的な核合意内責務実施を、誰も期待してはならないということだ」と述べました。

 

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