イエメンの封鎖継続により、これまでに患者3万2千人が死亡
8月 06, 2019 16:49 Asia/Tokyo
二つの人権団体が、サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメンの封鎖継続の中で、これまでにイエメン人患者3万2000人が死亡していることを明らかにしました。
ファールス通信によりますと、ノルウェーの難民評議会と別の非営利団体は5日月曜、共同声明を出し、「サウジアラビア主導のアラブ連合軍がイエメンを攻撃して以来、これまでに3万2000人のイエメン人患者が治療目的の国外渡航を阻止されているため、死亡している」と発表しました。
これら2団体はまた、イエメンの首都サヌアの国際空港の閉鎖により、イエメン人患者数万人が死の危険に晒されていると報告しています。
国連のローコック事務次長も最近、イエメンは史上最大の人道上の惨事に直面していると危機感を募らせていました。
サウジアラビアは、2015年3月からアメリカの支持を得て、アラブ首長国連邦など複数のアラブ諸国と共にイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この攻撃により、1万6000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、また数百万人が難民となっています。
この攻撃でさらに、イエメンは食糧や医薬品の深刻な不足に直面しています。
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