Pars Today
イスラム教シーア派の第4代イマーム・サッジャードは、「お年寄りにはその年齢ゆえに敬意を払え。彼らには穏やかに接しよ。彼らの地位を上げよ」と説きました。
至高なる神は、人間が完全性に至る道を正しくたどれば、そこにすべての神の属性を見出すことができるものの、男性は神の属性のうち「偉大さ」をよりその中に見出しやすく、女性は「美しさ」をより見出しやすくなるよう創造されました。
イスラム教の預言者ムハンマドは、「私は道徳を完成させるために遣わされた」と語り、人間だけでなくすべての生き物に対して良い気持ちで良い行動を取り、愛情を持ち親切に接するよう、常にイスラム共同体に求めていました。
シーア派6代目イマーム・サーデグは次のように述べています。
イスラム教やシーア派の文献によれば、労働者の能力を向上させるための下地を高めることは1つの義務です。宗教的慣行でも定められている通り、誰かが1人の労働者を不当に扱ったり、賃金や給料に関して不当な扱いをした場合、その人の善行はすべて無に帰するのです。
イスラム教の聖典・コーランの見方では、この世はすべての存在が正義にもとづき、不正義の場所は存在しません。また、歴史上の預言者たちの目的のひとつも正義の実現でした。正当な場に存在するもの、権利を有するものに対しては、正義が実現されなければなりません。
母親というのは、どの宗教においても特別な地位にあります。誰もが母親という存在に敬意を表し、その偉大さを思い知ります。このことは、イスラム教においては特にそうです。
歴史を通じて、人類は自らの必要を満たすために努力してきました。それは、人間が常に何かを必要とする生き物として創造されたからです。人間が陥りやすい過ちは、この必要なものを間違って認識する、あるいは必要に対して間違った解を採用することです。
イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師は、私たちの人生の次の段階は現世の段階よりももっと完全なものであり、また、今の私たちが身体という壁に四方を囲われ制限を受けているとしています。
「祈り(祈祷)」は一種の宗教的行為や神への服従、神の僕たることであり、それを通して人間は神の本質に新たな注意を向けることになります。あらゆる宗教的行為が教育上の効果を持つのと同様に、「祈り」にもそのような効果があります。