韓国団体がベルリン少女像前で水曜集会、像の存続を要求
(last modified Thu, 07 Jul 2022 10:36:51 GMT )
7月 07, 2022 19:36 Asia/Tokyo
  • 旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像
    旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像

ドイツの首都ベルリン市のミッテ区に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」前で、現地の韓国系市民団体や韓国の市民団体などの関係者約40人が集会を開き、像の存続を訴えました。

韓国・ヨンハプ通信がドイツ・ベルリンから報じたところによりますと、この集会は、ソウルの日本大使館前で毎週開かれている慰安婦問題の解決を求める「水曜集会」にならい、現地時間の6日水曜、ベルリン市のミッテ区に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」前で、像の設置を主導した現地の韓国系市民団体「コリア協議会」や韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」などの関係者約40人により開かれたものです。

集会主催者側は声明で「慰安婦問題は単純な韓日の問題ではなく、今ウクライナなどで起きている戦時性暴力と女性の人権問題の象徴」とし、ミッテ区に対し、歴史の真実から目をそむける日本政府や極右団体からの少女像撤去を求める圧力に屈することなく積極的に保護してほしいと訴えました。

この少女像は現地の韓国系市民団体「コリア協議会」が中心となり、2020年9月に1年の期限付きでミッテ区に設置しましたが、日本側がドイツ政府とベルリン州政府に抗議したことを受け、ミッテ区は同年10月に撤去を命じています。

しかし、コリア協議会が効力停止の仮処分を申し立てると、区はひとまず保留とし、その後、ミッテ区は区の都市空間芸術委員会の勧告により設置期間をさらに1年間延長し、今年9月28日までとしました。

集会に参加したミッテ区議会議員は、少女像は地域の一部になったとし、今後も永久設置などを区に求めていくと述べています。

 


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