カザフスタンが、2045年までの核兵器廃絶を提案
(last modified Tue, 12 Jul 2022 08:00:29 GMT )
7月 12, 2022 17:00 Asia/Tokyo
  • カザフスタンのトレウベルディ外相
    カザフスタンのトレウベルディ外相

カザフスタンのトレウベルディ外相が、2045年までに核兵器を廃絶するための計画策定を求めました。

ファールス通信によりますと、トレウベルディ外相は11日月曜、「ウクライナで現在起きている軍事紛争や、核兵器への再帰の話題、核兵器使用を示唆した脅迫は、この大量殺戮兵器の禁止・廃絶の緊急の必要性および人類に及ぼす被害を、これまでのどの時代よりも我々に考えさせている」としました。

そのうえで、「カザフスタンは世界の全諸国に向けて、国連創設100周年にあたる2045年までの約20年をかけて、核兵器の全廃を目指す段階的計画を策定するよう呼びかける。この合意は、TPNW核兵器禁止条約の第1回締約国会議の最終文書として反映されうる」と続けました。

TPNW第1回締約国会議は先月21日から23日にかけて、オーストリア・ウィーンで開催されています。

トレウベルディ外相はさらに、グテーレス国連事務総長の発言に触れ、「約1万3400発の核弾頭が世界中のあちこちに存在しており、それらの使用は”冷戦の最も危険な時代よりもさらに現実的”な脅威となっている」と述べました。

TPNWは2021年1月に発効し、これまでに世界の86カ国がこの条約に署名、そのうち66カ国が批准しています。条約締結国は、核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用、威嚇としての使用の禁止を受け入れています。

 


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