「統一教会」の韓国・元幹部が謝罪、安倍元首相銃撃事件に関し
(last modified Tue, 19 Jul 2022 07:41:46 GMT )
7月 19, 2022 16:41 Asia/Tokyo
  • 安倍元首相
    安倍元首相

宗教団体「世界平和統一家庭連合」、いわゆる「統一教会」の韓国にある本部の元幹部が、安倍元首相の殺害事件について謝罪しました。

日本の報道各社および、韓国メディア・wowkoreaが19日火曜、報じたところによりますと、「統一教会」でムン・ソンミョン総裁に続くナンバー2と呼ばれていたクァク・ジョンファン元世界会長は同日、ソウル市内のコリアナホテルで記者会見を開きました。

そして、安倍元首相の殺害事件について、「今回の事件は残念ながら統一運動が本来あるべき場から完全に脱してしまったために起きた事件だ。統一教会で一番長く最高位の指導者としていたので、自ら安倍元首相の死に責任はないとは思っていない。心より申し訳なくおわび申し上げます」と謝罪しました。

さらに、「統一運動(統一教会の活動)を掌握した現教権指導部はムン総裁の願いと違って10年過ぎた今でも当然だというように日本の家庭連合からの献金に全面的に依存している。日本の献金が統一教会の世界的な活動に大きく後押しされ、寄与したことも多い。献金を悪い運用をして使った。献金を受け取った教会は、責任を感じなければならない」と表明しています。

続けて、「日本の家庭連合は無理に集めた献金を韓国に送金しているとみえる。こうして集まった献金でカピョン(加平)郡に天文学的な資金が投入される華やかな大理石宮殿を建てている」と自白しました。

また、教団内部の争いによって、日本の“統一教会”を献金を作り出す「経済部隊」から正常な組織に変える試みが暗礁に乗り上げた、などと主張し、現在の教団は「正道から外れている」として批判しました。

クァク元会長は1958年に統一教会に入会し、初代世界会長、統一グループ会長などを経て教会内のナンバー2となった人物です。

また、ムン総裁の三男ムン・ヒョンジン氏の義父でもあり、統一教会内部指導者たちとのいざこざがあり、教会を出たと伝えられています。

 


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