SCO首脳会合で、加盟国の自国通貨使用を目指すロードマップが調印
9月 15, 2022 19:05 Asia/Tokyo
ユーラシア経済委員会のミハイル・ミャスニコビッチ議長は、ウズベキスタン・サマルカンドで開催されたSCO上海協力機構首脳会合で、加盟国間の相互取引での大々的な自国通貨の使用に向けたロードマップが調印されることになっている、と発表しました。
イルナー通信によりますと、ミャスニコビッチ議長は14日水曜、「自国通貨による相互決済のシェアの増加は、EEUユーラシア経済連合とSCOにとって最も希望をもたらす要素である」としました。
また、SCO首脳会議にて、さらに有効な物資輸送経路と相互関係の拡大に関する戦略的文書も検討される予定だ、と語りました。
SCO首脳会議は、加盟国やオブザーバー国の首脳の参加により、今月15日と16日、ウズベキスタン第2の都市サマルカンドで開催されています。
SCOは、テロ・過激主義への対抗と、経済協力を目的に、2001年にカザフスタン、中国、キルギス、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンにより創設されており、2017年にはインドとパキスタンも加盟国しました。
そして現在では、イランのSCO正式加盟手続きが進められています。
この会議でイランの加盟約束文書が署名されることにより、同国のSCO加盟に向けたもう1つの大きな一歩が進められることになります。