米、台湾への武器供給継続を強調 中国はけん制
9月 25, 2022 19:29 Asia/Tokyo
米国家安全保障会議のジョン・カービー戦略広報調整官は、台湾への武器供給を続ける方針を示しました。
カービー氏は、FOXニュースのインタビューに対し「1週間ほど前、台湾に11億ドル規模の兵器売却が行われた。今後もこれを続けていく」と述べました。その上で、「我々は台湾の自衛を確保する責任を非常に真剣に受け止めている」と語りました。
一方、中国の王毅外相は24日、国連総会での演説で、中国は台湾との平和的統一を推進する用意があると表明しました。
王毅外相はこの中で、「台湾の分離・独立を目指す活動に対して揺るぎない決意をもって戦い、外部勢力による干渉を排除するため、有効な手段を講じなければならない」とし、「中国の内政に干渉しようとする行為は必ずや国民の一致した反対を受け、中国統一という大義を阻む行為は、歴史の車輪に砕かれるだろう」と強くけん制しました。
中国は、台湾を自らの不可分の領土とみなしており、各国に「1つの中国」の原則の尊重を促すとともに、台湾の分離独立支持と見られる動きに神経を尖らせています。
特に、ぺロシ米下院議長の台湾訪問後には、これに対する反応として中国は台湾近辺での軍事演習を実施しました。
タグ