中国が新型ミサイルを原潜に装備
11月 23, 2022 15:01 Asia/Tokyo
中国が、自国の潜水艦に新型ミサイルを装備し、アメリカを攻撃できる力を獲得しました。
米フォックスニュースによりますと、アメリカ海軍太平洋艦隊のサミュエル・J・パパロ司令官は22日火曜、米ワシントンで軍担当記者らに対し、「中国は『晋』級戦略原子力潜水艦に、推定射程1万キロ超の新型SLBM潜水艦発射弾道ミサイル『巨浪3号(JL-3)』を搭載した」と述べています。
また、中国の軍事力をアメリカ側が監視していることに触れ、「中国は、アメリカに警告する目的で、このJL-3弾道ミサイルを製造した」としました。
アメリカ国防総省は、2021年11月に発表した中国の軍事能力に関する年次報告書において、中国の軍事力が近日中に自国沿岸水域、特に南シナ海や渤海湾からアメリカ大陸を標的にできる能力をつけるだろう、としました。
米国防総省の報告書はまた、中国軍が12隻の原子力潜水艦を保有し、そのうち6隻がJL-2 ミサイルを装備している、としています。
今回装備したとされるJL-3 ミサイルは、JL-2 に比べてさらに射程が長く、これを用いれば中国の米国攻撃も可能となります。
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