IAEA事務局長が訪韓、北朝鮮・福島原発などについて協議
12月 15, 2022 21:16 Asia/Tokyo
IAEA・国際原子力機関のグロッシ事務局長は15日、訪問先の韓国でパク外相などと会談しました。
韓国・聯合ニュースによりますと、この会談では北朝鮮に対する監視活動や、日本の東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出問題などが話し合われました。
パク外相はこの中で、「北朝鮮の完全な非核化に向け、韓国とIAEAが協力を続けることを期待する」と述べ、福島原発の海洋放出問題に関しては「IAEAの安全基準など国際基準に合致し、科学的、客観的に安全な方式で処理されなければならない」としました。そして、IAEAの検討の過程やモニタリングに韓国の専門家と研究機関が参加を続けることを要請しました。
これに対しグロッシ氏は、IAEAと韓国が協力する重要課題は多いと述べ、海洋放出に関して「韓国の専門家と機関が積極的に参加し、われわれと協力している」と述べました。
グロッシ氏は14日、就任後初めて韓国を訪問しました。IAEA事務局長の訪韓は2017年9月の天野之弥氏以来となります。