中国新外相に秦剛駐米大使、王毅氏の後任
12月 31, 2022 15:22 Asia/Tokyo
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駐米中国大使を務める秦剛氏
中国の新たな外相に駐米中国大使を務める秦剛氏(56)が就任することになりました。
ロイター通信が中国国営ラジオの30日金曜の報道として伝えたところによりますと、中国は、秦剛・駐米大使を新外相に任命しました。
秦氏は習近平国家主席の信頼が厚く、王毅現外相(69)の後任となります。
今回の人事は、台湾問題などを巡り対立が深まる米国との関係を重視した起用とみられます。
秦氏は、外務省報道官や在英中国大使館のポストなどを歴任し、2014ー18年には、習近平国家主席の儀典担当官を務めました。
なお、王氏は去る10月に中国共産党の政治局員に昇格しており、外交政策で重責を担うとみられています。
中国外務省の幹部を長年務めた王氏と秦氏がともに昇格したことで、習近平指導部のもとで進められてきた外交姿勢が今後も続くと予想されています。
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