中国外務委員長、「米は台湾安定維持のために独立反対すべき」 米国務長官との会談で
2月 20, 2023 16:40 Asia/Tokyo
中国の王毅外務委員長が、ミュンヘンで行ったアメリカのブリンケン国務長官との会談の中で、台湾海峡の安定維持のためには断固として「台湾独立」に反対しなければならないと述べました。
王毅氏は「台湾海峡における安定維持のためには断固として台湾独立に反対し、一つの中国という原則を誠実に遵守しなければならない」と述べました。
その上で、米国は「政治の事実を尊重」し、公約を守り、米国が「台湾独立」を支持しないという立場を堅持しなければならないと強調しました。
中国領の一部とみなされる台湾は、中国からの分離独立を主張していますが、この主張は世界各国や国連からは正式に認められていません。
中国は常に、西側当局者、特に中国が外交関係にある国の高官や軍当局者と台湾の当局者との接触に反対してきました。
そして、それらの国の関係者の台湾訪問は「一つの中国」の原則に違反し、台湾の分離主義勢力に間違ったシグナルを送ることになる、としています。